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映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』あらすじとキャスト・アラン・リックマン遺作の背景

三上 遥 三上 遥 • 更新: • 公開: • 読了約 8 分
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2016年公開の映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』(原題: Alice Through the Looking Glass)は、前作『アリス・イン・ワンダーランド』の世界観を受け継ぎながら、時間旅行という新たなテーマを描いた大作ファンタジー映画です。前作で監督を務めたティム・バートンが今作では製作・製作総指揮に回り、独特の世界観をさらに深化させています。

本記事では、本作の緻密なあらすじや豪華キャスト陣の魅力に加え、公開前に惜しまれつつこの世を去った名優アラン・リックマンの遺作となった背景や、ファンの間で語り継がれる追悼メッセージについて、公式情報を基に解説します。

映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』の作品概要と製作背景

アリスインワンダーランド時間の旅

映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は、ルイス・キャロルの児童文学『鏡の国のアリス』を原作としつつ、映画独自のオリジナル要素をふんだんに盛り込んで制作されました。2010年に大ヒットを記録した前作の続編として、世界中の映画ファンの期待を集めて2016年に劇場公開されています。

前作でメガホンをとったティム・バートンが製作・製作総指揮に就任し、監督には『ザ・マペッツ』などで知られるジェームズ・ボビンが抜擢されました。バートン特有のダークでファンタジックな美学を継承しつつ、新たな演出家によってテンポの良さと深いドラマ性が加わったことで、エンターテインメント性がいっそう高まっています。

時間を巡る壮大な物語:『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』のあらすじ

物語の舞台は、現実世界で船長として海原を駆け巡っていた主人公のアリスが、ロンドンへ戻った後の世界です。ある日、不思議の国(アンダーランド)へ通じる鏡を見つけたアリスは、再びあの奇妙な世界へと導かれます。しかし、そこで彼女を待っていたのは、かつての仲間であるマッドハッターの身に迫る危機でした。

マッドハッターは、失った家族が生きていると信じ込み、深い悲しみから命の灯火が消えかけていました。彼の命を救うため、アリスは過去の時間を改変しなければならないと考え、時間を司る謎めいた存在「タイム」から、過去へ遡るためのアイテム「クロノスフィア」を盗み出します。過去の世界へと飛び込んだアリスは、マッドハッターや赤の女王、白の女王たちの幼少期の秘密に迫りながら、取り返しのつかない「時間」の残酷さと向き合っていくことになります。

主要キャストと個性豊かなキャラクター一覧

前作に引き続き、ハリウッドを代表する豪華実力派キャストが再び集結しました。ここでは、物語を支える主要なキャストとキャラクターの情報を表にまとめて紹介します。

キャラクター名 キャスト 概要・見どころ
アリス・キングスレー ミア・ワシコウスカ 現実と不思議の国を行き来する、強い意志を持った主人公。
マッドハッター(T・H・ハックエルト) ジョニー・デップ アリスの親友であり、今作の鍵を握る帽子屋。
赤の女王(イラスベス) ヘレナ・ボナム=カーター 大きな頭と冷酷さを持つ、かつての傲慢な女王。
白の女王(ミラーナ) アン・ハサウェイ 美しく優雅だが、秘密の裏側も持つ赤の女王の妹。
タイム サシャ・バロン・コーエン 時間を司る、人間と機械が融合したような新キャラクター。
アブソレム(青いイモムシ) アラン・リックマン アリスを導く賢明な青いイモムシ。本作が遺作となった。

アラン・リックマンの遺作となった背景とスタッフロールに込められた想い

本作の大きなトピックとして外せないのが、青いイモムシ・アブソレムの声優を務めた名優アラン・リックマンの存在です。映画の公開を目前に控えた2016年1月14日、リックマンは惜しまれつつもこの世を去りました。そのため、『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は彼のキャリアにおける遺作の一つとなりました。

彼の唯一無二の低く響く特徴的な声は、知恵に満ちたアブソレムの存在感を完璧に表現しており、物語の重要な局面でアリスを正しい道へと導く重要な役割を果たしています。映画の公開後、本編終了後のスタッフロールには”DEDICATED TO OUR FRIEND ALAN RICKMAN”(我らの友人 アラン・リックマンに捧ぐ)という温かい追悼メッセージが表示され、共演者やスタッフ、そして世界中の映画ファンから深い敬意と哀悼の意が寄せられました。

前作からの進化と見どころ:映像美と人間ドラマの融合

2010年の前作が構築した圧倒的なビジュアル・エフェクトは、今作『時間の旅』においてさらに進化を遂げています。特に「タイム」の居城である「グランド・クロック(大時計)」の内部や、時間の海を航海するシーンなど、CG技術を駆使した幻想的な映像世界は圧巻の一言です。

また、単なるファンタジーの枠にとどまらず、「過去を変えることはできないが、過去から学ぶことはできる」という普遍的なメッセージが物語の軸になっています。アリスが家族の絆や自身のアイデンティティを見つめ直す成長譚としても非常に見応えがあり、大人から子どもまで深く共感できる構成となっています。

【アリスインワンダーランド時間の旅】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:前作を見ていなくても『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』を楽しめますか?
A1:前作のキャラクターや世界観を引き継いでいますが、今作は「時間」をテーマにした独立したタイムトラベルストーリーとなっているため、単体のファンタジー映画としても十分に楽しむことができます。ただし、キャラクター同士の関係性をより深く理解するためには前作の視聴をおすすめします。

Q2:アラン・リックマンが演じたアブソレムはどのようなキャラクターですか?
A2:アリスの良き導き手であり、不思議の国の真理や進むべき道を示す賢明な青いイモムシです。物語の序盤で蝶へと姿を変え、アリスをタイムトラベルの冒険へと導く重要なキーパーソンとなっています。

Q3:原作の小説『鏡の国のアリス』とは内容が同じですか?
A3:映画の原題は原作のタイトルから取られていますが、プロットやキャラクター設定は映画独自のオリジナル脚本で作られています。原作の要素オマージュしつつ、映画ならではのダイナミックなアクションと感動的な人間ドラマが展開されます。

映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は、色鮮やかな映像美やワクワクするような冒険の裏に、「時間」という取り戻せないものに対する深い洞察が込められた作品です。

アラン・リックマンをはじめとする名優たちの素晴らしい演技や、スタッフが注いだ情熱の軌跡は、公開から時を経た現在でも色あせることはありません。ファンタジー映画の枠を超えた人間ドラマとして、まだ見たことがない方も、改めてその世界観に浸ってみてはいかがでしょうか。

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三上 遥

スポーツと芸能が交差する話題を担当。大会公式記録と所属先の発表を突き合わせ、数字は必ず出典付きで扱います。

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